翻訳と辞書
Words near each other
・ 地下鉄空港線
・ 地下鉄等旅客車
・ 地下鉄箱崎線
・ 地下鉄荻窪線
・ 地下鉄西神線
・ 地下鉄谷町線
・ 地下鉄赤塚
・ 地下鉄赤塚駅
・ 地下鉄路公司
・ 地下鉄道
地下鉄道 (秘密結社)
・ 地下鉄銀座線
・ 地下鉄長堀鶴見緑地線
・ 地下鉄飛車
・ 地下鉄駅
・ 地下鉄駅構内毒物使用多数殺人事件
・ 地下鉄鶴舞線
・ 地下鉄(メトロ)に乗って
・ 地下銀行
・ 地下階


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

地下鉄道 (秘密結社) : ミニ英和和英辞書
地下鉄道 (秘密結社)[ちかてつどう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地下 : [ちか]
 【名詞】 1. (1) basement 2. cellar 3. (2) underground (railway) (abbr) 4. subway 5. metro 
地下鉄 : [ちかてつ]
 【名詞】 1. underground train 2. subway 
: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
秘密 : [ひみつ]
  1. (adj-na,n) secret 2. secrecy 
秘密結社 : [ひみつけっしゃ]
 (n) secret society
: [みつ]
 (n) mystery
結社 : [けっしゃ]
 【名詞】 1. association 2. society 
: [やしろ]
 (n) shrine (usually Shinto)

地下鉄道 (秘密結社) : ウィキペディア日本語版
地下鉄道 (秘密結社)[ちかてつどう]

地下鉄道(ちかてつどう、)は、19世紀アメリカ黒人奴隷たちが、奴隷制が認められていた南部諸州から、奴隷制の廃止されていた北部諸州、ときにはカナダまで亡命することを手助けした奴隷制廃止論者や北部諸州の市民たちの組織。また、その逃亡路を指すこともある。地下鉄組織(ちかてつそしき)とも呼ばれる。
最も頻繁に使用されていた1810年から1850年の間に、30,000 から 100,000人が地下鉄道の助けを借りて奴隷状態から逃れたと推測されているが、公式の国勢調査ではその数は6,000人ほどと計上されている。地下鉄道は一般に「自由」を称揚する価値観の象徴的な存在となっており、同国の黒人アフリカ系アメリカ人)史においても特筆される事項である。

==構造==
この逃亡幇助網は、物理的に地面の下に設置されていた訳ではなく、「(地下に)潜る、隠れる」といった「秘密」やアンダーグラウンドを表す意味で「地下鉄道」と呼ばれていた。地下鉄道は主に、秘密の通過道、乗り物、待ち合わせ場所、隠れ家、そして奴隷制度廃止論者たちによる誘導や補助で構成されていた。特に廃止論者たちは、地域ごとの小さな班に分けられ、自分たちの地域だけにおける地下鉄道の詳細な情報を知るという慣わしだった。ひとつの「停車駅」から次の「停車駅」へ、黒人たちは停止地点ごとに違う人々の補助を借りて、目的地まで進んだのである。これによって、誰ひとりとして逃亡中の奴隷たちの目的地までの道のりの全容を知ることがなく、地下鉄道の秘密と奴隷たちの安全が確保された。また、隣り合った「停車駅」同士は、親戚の関係でつながっていたということも多かった。奴隷制度廃止論者である白人、生まれつき奴隷でない「自由黒人」、過去に奴隷だった黒人、そしてアメリカ先住民などの人種に属する人々が、この「線路」上で「車掌」として、逃亡中の黒人たちを手助け・誘導した。フレンド会会衆派教会メソジスト教会バプテスト教会などの宗教的な機関も、この地下鉄道に大きく貢献した。また、奴隷制度廃止派の考えは書物、新聞などを通して出版され、合衆国中に広められた。
逃亡中、奴隷たちは通常、昼間は隠れ家にかくまってもらい、夜中に次の「停車駅」へと旅をした。ただし、毎晩、泊まる所があったわけではなく、森や沼地に隠れなければならないこともあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「地下鉄道 (秘密結社)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.